我が国の染料業界の「外に出る」戦略は前に堅固な一歩を踏み出した

第2回「中国国際せんりょう展」（Interdye）のアジア巡回展がこのほど、トルコ・イスタンブール市で成功した。特定テーマの報告会に参加し、現地の紡績捺染と皮革企業を考察することを通じて、中国の染料企業はトルコの投資環境と将来の協力のチャンスを理解し、トルコ市場を開拓し、ヨーロッパに進出するために基礎を築いた。中国の染料業界の「外に出る」戦略は、堅実な一歩を踏み出した。

今回の展覧会の展示面積は2600平方メートルに達し、中国、ドイツ.、トルコ、インドの60社以上の企業が出展した。展覧会期間中に開催されたトルコ貿易・投資政策報告会で、中国染料協会はトルコ対外経済貿易関係委員会主席、トルコ周拉克欧公司理事長ヤウズ氏を招き、トルコ貿易、投資環境政策、エネルギー、環境、労働コスト、税収政策、関連法律法規、優遇政策などを詳しく紹介した。将来の中土染料業界の合弁協力のために、互恵・ウィンウィンを実現するための基礎を築く。

展覧会期間中、中国の染料企業代表はトルコのPALBEN紡績捺染工場とMETAN皮革加工有限会社を見学した。PALBEN工場の製品は等級が高く、大部分はEUに輸出されており、使用されている染料の大部分はヨーロッパ、日本、韓国ブランドであるが、一部は中国でラベルを貼って生産されており、中国自主ブランドの製品の使用量は少ない。METAN社は主に毛皮の染色加工を行っており、すべての染料は基本的に中国製だが、包装とラベルは国際大手である。現地視察を通じて、代表たちは染料ブランドの国際市場開拓の重要性と緊迫感を深く体得した。展覧会終了後、中国染協色母粒専門委員会代表団はドイツのコビロングループ（COPERION）、スイスのブス（BUSS）の2つの色母粒用設備会社を見学し、国際色母粒生産の先進設備に間近で接触した。

ユーラシア大陸にまたがる地理的優位性により、トルコは現在、ユーラシアの紡績捺染、服装加工を結ぶ貿易基地となっている。ここ数年、中国の染料業界の対トルコ輸出は絶えず増加しており、直接輸出されている130以上の国と地域のうち、トルコへの輸出数量は上位8位に安定しており、毎年1000トン以上の速度で安定的に急速に増加しており、2011年の対トルコ輸出総量は1万5000トンを超えた。トルコ紡績捺染工業の急速な発展に伴い、染料の需要量はさらに増加し、中国染料業界は同国市場を開拓することで、トルコ及び欧州各国の経済政策と市場状況を理解し、製品をさらに欧州市場に普及させることができる。